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| 中学2年生で女流プロ棋士となってからもう8年。4月から大学4年生となりました。 | |
| 「えっ!もう4年生なの?早いね、ついこのあいだまで中学生だったのに」と何回言わ | |
| れたことでしょうか。 | |
| 蛸島先生をはじめ先輩方が築き上げてきた女流棋界に、少しでも自分なりに貢献し | |
| たいと考えて、まずは視野を広げるために幅広く勉強しようと早稲田大学に進学しまし | |
| た。大学では専門の社会学だけでなく、様々な学問に首を突っ込み、政治学・経済学・ | |
| 日本文学、果ては地質学や生物学に関する文献まで読み漁る日々。そろそろ卒業か | |
| と思うととても寂しいです(あ、でも留年だけはさせないでください教授!) | |
| ところで、大学で学んできた中で私がいま強く感じていることがあります。それは、将 | |
| 棋が素晴らしいように、世界には素晴らしい職業や趣味、芸術、学問などの文化があり、 | |
| それにたずさわる人たちが日々努力してそれらを発展させてきたのだ、ということです。 | |
| 私には、将棋はやればやるほど奥が深いゲームなのだから、その魅力をもっと多くの | |
| 方に知ってもらいたい、という思いが常にあります。ですが、私が将棋をそう思っている | |
| ように、他の文化にたずさわる人たちもそれを発展させたいと努力しているというあたり | |
| まえのことを、私はつい忘れがちでした。 | |
| 世界の文化(もちろん日本文化もふくみます)との関係を通して将棋というものを考え | |
| ること。世界の文化にたずさわる人たちと協力して将棋の魅力を伝えること。そのときに、 | |
| 女流棋士はなくてはならない存在だと思います。それは、ファン・アマチュア愛好家の皆 | |
| 様が、この30年間女流棋士を暖かく見守ってくださったからにほかなりません。 | |
| 最後になりましたが、卒業してからも勉強は続けていきたいと思っています。それは、 | |
| 私を女流棋士にしてくださった、応援してくださった方々に、微力ながら恩返しをするた | |
| めです。 | |
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