やっぱりハーレー!ここだけの話〜中倉宏美1〜
----バイクは前からもうちょっと小さいの
   に乗ってましたよね。
前のは250ccなんですよ。中型の免許を取ってから乗ってて。それで取材を受けたりするうち に、他の人はすごい外車に乗ってて「あー、いいなあ」とか思いだして。だんだん「やっぱりハーレーか。欲しいな」と。ずっと温めていたんですけど。
----大型免許を取ったのはいつごろ?
去年の5月です。
----中型はいつ?
二十歳の時だから6年前ですね。
----そもそもバイクってずっと好きだった
   んですか?
そうですね。高校時代は原付きに乗ってて、でも盗まれちゃったというのもあって、どうせ乗り 換えるなら乗りたかった大きいバイクにしようと思って。
 
----前のもすごくかわいかったけどねー。連盟ま
   でよく来たり。
あ、前のも結構気に入ってたんですよね。黒いヴィラーゴ(virago)っていう種類なんですけど。
----でもこれだけ大きくなっちゃうと気軽に乗れ
   ないよね。
そうですね。ハーレー乗ってる人はセカンドバイクみたいなのがあって、普通の街乗りはしない らしいんですけど、(2台は)ちょっと置く場所が。
----連盟に来たことはあるんですか?
3、4回行きました!すごい盗難が多いらしくて、目を付けられたら5分か10分くらいで持っ ていかれちゃうみたいで。繁華街とか、本当にずっと見てないと安心できなくて…
----将棋界でバイクに乗る人はあまりいないです
   けど、誰かの影響だったんですか?
中倉家にもいないから、なんで?って珍しがられてますね。
ボディがたまらない
----こういうポップな感じというかアメリカっぽいって
   いうか、そういうものが好きなのかしら。
あー、確かにそうですね。バイク乗りには怒られるかもしれないけど、ガチガチのライダースーツ を着て、って雰囲気はあんまり…アメリカ映画のバイクはよく分からないですけど、そういうスタ イル的なもので。
----一番遠くに乗っていったのはどこですか?
去年の10月くらいに買って、まだほとんど出てないですね。
-----バイクって何が一番いいですか?
(うれしそうに)ボディーが(笑)。
----なるほど、走る爽快感とかより物体として好き
   なのね(笑)。
そう、そそられる感じ。走る乗り物が好きなんでスノボーとかも好きですけど、冬に寒い思いを してまで行くというほどではないから、暖かいときに気持ち良く行ければいいかなという感じで。
----走りに行くのは仲間と?
そうですね。今はつながりが広がって長野とか福島のほうまでとか浜松とか一般道で行ったりと か、結構ツーリングはしましたね。
----そういう時ってルールというか掟みたいなもの
   はあるの?
あんまり飲食とか段取りを決めないで、良さそうな道があったら行く、くらいの勢いで行くのが 好きなんで。
----走ってるときって会話はできないですよね?
できないですね。
----じゃあ前が行ったらついていくという感じ?
そんな感じですね。で、休憩して次はここで止まるよ、みたいな。
仕事じゃないときは…
----バイクの人達とは趣味の仲間だから、将
   棋指しじゃない顔で付き合うのかな。
そうですね、関係者と行ったことはないですね。
----将棋指しの自分とは違うというか世界が
   違うという感じじゃないかと思うんですけ
   ど。
バイク仲間に限らず、仕事じゃないときは結構違うかもしれないです、私は。
----そこでは一人の中倉宏美として?
そうですね。結構酔ってフラフラになったりとかありますね。旅先での出会いがあるのが面白い です。バイクに乗ってるとそれだけで。
----「あ、お好きなんですか?」みたいな(笑)。
そんな感じで(笑)。おでん屋さんに飛び込みで入って、地元の人達と仲良くなったりとか。
----車好きな人って閉じた空間で自分だけの
   世界が好きな感じがするんだけど、バイク
   の人って 開放感っていうか外になじみやす
   い気質みたいなものはあるのかな。
そうかもしれないですね。
----バイク好きってだけで仲間意識はある
   の?
ありますね。
----一生の趣味っていうか体力が続く限り?
そうですね。乗り続けられる限り乗り続けて行きたいなと思います。
 
自然体でいこうかな
----仕事でおしゃれをする人はいっぱいい
   るんだけど、宏美ちゃんは私服がいつ
   もおしゃれだよね。
そんなあ(笑)。
----しかもそれが特にどこのブランドとかそ
   ういう雰囲気じゃないんだけど、組み
   合わせというか トータルで「なんとなく
   いい感じじゃん」みたいな感じでかっこ
   いいなと思うんですけど。秘訣は?
えー、そんな(笑)いやいや。
----あんまりいっぱい買いあさるとかシーズ
   ンごとにバーゲンへ行くとかそういう雰
   囲気はないけど。
あー、そんな感じでもないですね。全然自分としては特におしゃれという意識はないです。
----じゃ、好きなものを着ている?
そうですね。古着とか着やすい物が好きで、逆に仕事着とかは難しいですね。いつもパンツスーツ っていうわけにもいかないし。
----それも昔は迷いがあったような気がす
   るんだけど(笑)。髪型も「ハッシー」(橋
   本崇載五段)なんか目じゃない くらい、
   爆発!って感じのときがあったよね。
ハハハ、ありましたね。あれはすごい微妙だったんですけど。
----似合ってるけど「大丈夫なの?」って感
   じだったんだよね。
確かに色々と反抗期なときがありましたね(笑)。
----あれ反抗期だったんだ、やっぱり(笑)。
   それが紆余曲折を経てまとまってきたと
   いうか、写真 写りも昔は一生懸命やる
   ぞっていう感じはあるんだけど、なんか
   普段の宏美ちゃんのほうがもっとか わ
   いい、みたいな感じで。
作り過ぎ、みたいな(笑)。
 
----作り過ぎっていうかなんか写りがナチュラ
   ルじゃなかった。
あー、結構実物と違うって言われました。
----彰子ちゃんがいつもバッチリだからさぁ
   (笑)、対比で目立つのかもしれないけど。
   でもその分、 生で会うと宏美ちゃんのほう
   にびっくりするんだよね、ギャップがあっ
   て。なんだこの肌の白さは(笑)、 とか。
   それも意識して気をつけているのかな。
   なんか最近変わったような。
自然体で行こうかなという感じなんですかねえ。昔は、キメキメで撮ったつもりで後から見たら恥ずか しい思いをしたとか結構あって(笑)、普通に行こうかなって(笑)。
----今のキーワードみたいなものはある?
   昔「ピュア宏美」って言ってたような(笑)。
ハハハ、そういうのはないです。
----ピュアってどういうこと?けっこう受けてた
   よね。
浸透するかなーと思って。
----最初にそういうイメージをつけると、後々ま
   で響くよね。
そうなんですか?
----だからピュアはいいんじゃない。
でも、自分ではピュアだと思うんですよ(笑)。
って自分で言ってるようじゃすでにアヤシイですね…。
インタビュー・文/大庭美夏  写真/藤田麻衣子